仕事が変わったこともあり、以前より給料が少し下がりました。
そのため、朝の時間を使って副業として新聞配達を始めました。
新聞配達というと、
「朝が早くて大変そう」
「寒いしきつい仕事」
というイメージを持つ人も多いと思います。
実際、朝はとても早いです。
まだ街が寝ている時間に起きて外へ出るのは、正直なところ最初は少し憂うつでした。
しかし、実際にやってみると、意外な楽しさもある仕事だと感じています。
その理由のひとつが、配達で使うバイク「カブ」です。
新聞配達の定番バイク「カブ」
新聞配達でよく使われているのが「カブ」と呼ばれるバイクです。
排気量は50ccで、スピードがものすごく出るわけではありません。
しかし、このバイクが実に街乗りに向いています。
車体は軽く、小回りがきく。
狭い住宅街の道でもスイスイ走ることができます。
そして何より特徴的なのが、ギアチェンジです。
普通のバイクのようにクラッチ操作をする必要がなく、足でギアを踏み替えるだけで、
1速
2速
3速
と簡単に切り替えることができます。
この感覚がどこかオモチャのようで、乗っていてなかなか楽しいのです。
ポストからポストへ、小気味いい走り
新聞配達は、基本的にポストからポストへ移動していく作業です。
1速で発進して少しスピードが乗ったら2速へ。
次のポストが近づいたらギアを1速落としてエンジンブレーキ。
このリズムがとても小気味いい。
短い距離を何度も走って止まり、また走る。
そんな繰り返しですが、カブはその動きにとても向いています。
さらに、小回りの良さも大きな魅力です。
住宅街の細い道でもストレスなく曲がれますし、
180度の方向転換もスムーズにできます。
ターンがピタッと決まったときは、思わず「よし」と心の中でつぶやいてしまうほど気持ちがいいものです。
雨の日の配達はやはり大変
もちろん、新聞配達は楽なことばかりではありません。
特に大変なのが雨の日です。
カッパを着て配達することになりますが、
濡れないように新聞を扱うのはなかなか気を使います。
冬の寒い日や、強い雨の日は、正直つらいと感じることもあります。
それでも、不思議と続いています。
走り出すと憂うつが吹き飛ぶ
朝は早く、起きる瞬間はどうしても気が重くなります。
「今日は休みたいな」と思うこともあります。
しかし、いざ外に出てカブにまたがり、エンジンをかけて走り出すと、
その憂うつな気持ちはいつの間にか消えてしまいます。
冷たい空気の中を走る感覚。
まだ人の少ない静かな街。
その中を走ると、不思議と気持ちがすっきりしてきます。
これが、朝の配達の魅力なのかもしれません。
朝だけに見える特別な景色
新聞配達をしていて感じるのは、朝の時間の特別さです。
夜明け前の空には、まだ満月があります。
静かな住宅街の上に月が浮かんでいる光景は、なんとも言えない美しさがあります。
季節が変わると、少しずつ空が明るくなり、街が朝焼けに染まっていきます。
普段の生活では、なかなか見ることのない時間帯です。
誰もいない道をカブで走りながらその景色を見ると、
まるで世界を少しだけ独り占めしているような気分になります。
新聞配達は意外と続けやすい副業
副業として新聞配達を始めたのは、収入を補うためでした。
もちろん、決して楽な仕事ではありません。
朝が早く、天気にも左右されます。
それでも続いている理由は、
このカブで走る「疾走感」と、朝の特別な時間があるからだと思います。
早起きはつらいですが、走り出してしまえば気持ちが切り替わります。
体も自然と目覚め、1日のスタートが少し前向きになる気がします。
もし「副業を始めたい」と考えている人がいるなら、
新聞配達という仕事も一つの選択肢かもしれません。
大変な面もありますが、
朝の静かな街を走る時間には、ほかの仕事ではなかなか味わえない魅力があります。
そして今日もまた、
カブのエンジンをかけて、ポストからポストへと走っていきます。

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