【初心者でもわかる】GNSSによる座標明示の仕組み|測量でなぜ高精度なのか?

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GNSS(全球測位衛星システム)は、現在の測量において欠かせない技術です。
スマートフォンの位置情報から、公共測量まで幅広く利用されています。

この記事では、
GNSSによる座標明示の仕組みを、初心者にもわかるように整理します。


■ GNSSとは何か?
GNSSとは、人工衛星を利用して位置を求めるシステムの総称です。
代表的なものにGPS(アメリカ)があります。
衛星から送られてくる信号を利用し、地上の受信機の位置を決定します。


■ 座標明示とは?
座標明示とは、
※ある点の位置を座標として決定することを意味します。
GNSSでは、以下のような座標が求まります。
 緯度
 経度
 標高
これらは、WGS84などの世界共通の基準に基づいて決定されます。
日本では、JGD2011が使用されています。


■ GNSSの基本的な仕組み
GNSSは、次の流れで位置を求めています。
① 衛星からの信号受信
  衛星は「自分の位置」と「時刻」を常に送信しています。
② 距離の計算
  受信機は、信号が届くまでの時間を測定します。
  電波は光の速さで進むため、
  ※距離 = 光速 × 時間
  で距離が求まります。
③ 空間交会で位置決定
  複数の衛星との距離から、位置を決定します。
   1つの衛星 → 球
   2つの衛星 → 円
   3つの衛星 → 2点に絞られる
   ※最終的に位置を特定


■ なぜ4つの衛星が必要?
理論上は3つで位置は求まりますが、実際には
※受信機の時計に誤差があるため、
 X座標
 Y座標
 Z座標
 時計誤差
※合計4つの未知数
 これを解くために4衛星以上が必要になります。


■ 測量で精度が高い理由
スマホの位置は数mの誤差がありますが、測量ではcm精度が出ます。


その理由は次の3つです。
① 相対測位(基線解析)
  基準点と比較することで誤差を打ち消します。
② 搬送波位相の利用
  電波の波のズレ(位相)を利用することで、非常に高精度になります。
③ RTK測位
  リアルタイムで補正を行い、その場で高精度な座標を取得できます。


■ GNSSの誤差要因
GNSSには以下のような誤差があります。
 衛星軌道の誤差
 電離層・対流圏の影響
 マルチパス(反射)
 受信機の誤差
測量では、これらを補正して精度を高めています。


■ まとめ
GNSSによる座標明示のポイントは以下の通りです。
衛星との距離から位置を求める
距離は「時間 × 光速」で計算
4つの衛星で位置と時計誤差を解く
測量では補正によりcm精度を実現


■ 一言で理解するなら
※「時間を測って距離を出し、空間的に交わる点を求める技術」
GNSSは、測量士試験でも頻出の重要分野です。
基礎をしっかり押さえておくことで、応用問題にも対応できるようになります。

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