こんばんは。
今回は、私が若い頃に経験した「測量やらかし」エピソードをお話しします。
今思えば冷や汗ものの出来事ですが、測量の現場では“あるある”とも言える話です。
境界杭を入れるという作業
土地の立会いが終わると、次に行うのが境界杭の設置です。
コンクリート杭を入れる場合は、当然ながら穴を掘らなければなりません。
住宅街では特に慎重に作業を進めます。
なぜなら――
地中には何が埋まっているか分からないからです。
まさかの水道管ヒット
スコップで掘り進めていた、その時でした。
「コツッ」
嫌な感触。
次の瞬間、地面の中から水がじわじわと湧き出してきました。
出てきたのは塩ビ製の水道管。
細くて柔らかいため、スコップが当たると簡単に割れてしまいます。
そして――
みるみる間に水があふれ出し、
土地はあっという間に水びたし。
頭の中は真っ白です。
スマホがない時代
今ならどうするでしょう?
スマホで検索して、すぐ水道屋さんを呼べば済みます。
しかし当時は、公衆電話の時代。
近くに電話がある保証もありません。
水は止まらない。
地面は池のようになる。
依頼者の視線が気になる。
本当に途方に暮れました。
渡りに船
そのときです。
遠くから一台のトラックが近づいてきました。
荷台には――
ビニール管。
なんと水道屋さんだったのです。
私はすぐに手を振って止め、事情を説明。
その場で応急処置をしていただき、大事には至りませんでした。
あの瞬間は、まさに
「渡りに船」
この言葉そのものでした。
現場は“想定外”の連続
測量の仕事は、図面通りにいかないことばかりです。
地中埋設物は図面に載っていないこともあります。
古い住宅街では特に注意が必要です。
この経験以降、
事前の埋設管確認
役所での資料調査
掘削前の慎重な確認
を徹底するようになりました。
失敗は、財産になる
やらかした瞬間は本当に焦ります。
しかし、その経験が次の現場を救います。
測量は「正確さ」だけでなく、
「想定外への対応力」も問われる仕事です。
今では笑い話ですが、
あの時の水浸しの光景は、今も忘れられません。
同業の方なら、きっと一度はヒヤッとした経験があるのではないでしょうか。
【測量やらかし】住宅街で水道管を割った話|渡りに船とはこのこと
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